BLM運動をきっかけとするIT用語の見直しは
エンジニアにとってもかなり影響があることではないでしょうか。
master/slaveという主人/奴隷の意を持つ単語やblacklistなどは禁止する提案がされてきています。
5月25日のジョージ・フロイド氏死亡をきっかけに続いている人種差別反対運動の中で、
TwitterやGoogle、Microsoftとその傘下のLinkedInとGitHubなど、多数のIT企業が同様の決定を発表しているとのことです。
master/slaveの変更推奨としては
・primary/secondary
・main/replica
・leader/follower
など記事では色々と挙げられています。
blacklistについては、
としたそうです。
「ブラックリスト」はゲームなどでも実質標準化しつつある言葉になっているので
ゲーム業界やエンタメ的な業界にも影響がそのうちあるかもしれないですね。
差別意識関係なくずっとIT用語として使っていた用語が変わるのはしんどいかもしれません。
ただこういう運動があることも事実なので、
今後はエンジニアもプログラミングする時やシステム開発全体で気をつけないといけないのでしょうか。
githubやAWSやDatabase用語などもどんどん変わっていくでしょうから、
普段なにげなくずっとIT用語として使っていた言葉が変わるのは変化への対応はすぐには難しいかもですが、こういう時代の変化への対応もきっと大切なのでしょうね。
それでは。
参照

Linuxカーネルでの「master/slave」と「blacklist」禁止、トーバルズ氏が承認
#BLMで差別的な用語の置き換えが業界で広まる中、Linuxカーネルでもシンボル名として「master/slave」と「blacklist」を使うことが禁止された。リーナス・トーバルズ氏が禁止を承認した。

IT用語も「奴隷」廃止の動き 「slave」は「フォロワー」や「レプリカ」に
BLMで顕在化したmaster/slave問題だが、実は以前から問題の指摘はあった。