bashなどを記述する時に「>/dev/null」みたいな記述を見かけませんか?
その簡単な説明です。
/dev/nullとは
まず、
/dev/nullとは?
/dev/null(nullデバイスとも呼ばれる)は、
UNIXやUnix系OSにおけるスペシャルファイルの1つで、
そこに書き込まれたデータを全て破棄する命令です。
> , >2とは
次に、「>」は「リダイレクト」になります。
「>」を指定すると標準出力、
「>2」を指定すると標準エラー出力がファイルに出力されます。
「標準出力?」というのがまずハテナかもしれませんが、
echoなどで画面に出力して表示するもののことです。
この標準出力がファイルディスクリプタ1番にあたり、
2がファイルディスクリプタ2番にあたるので標準エラーは2の扱いになります。
>/dev/nullとは
>/dev/nullは1>/dev/nullと同じ意味です。
標準出力を破棄するよということになります。
ちなみに、
&>/dev/nullは、>/dev/null 2>&1と同義で、
2(標準エラー出力)を1(標準出力)にマージするよということで、
>/dev/null 2>&1は標準出力・標準エラー出力の両方を破棄することになります。
それでは。