第2回基礎から学ぶPython3入門-基本構文-
前回は、Pythonとはどのようなプログラム言語なのか紹介しました。
今回はPythonの基本構文について学んで行きましょう。
前回
環境構築
ここで書いても記事が古くなってしまったら通用しなくなることがあるかもしれませんので公式ページのドキュメントを日本語訳しているサイトがあるのでこちらの環境構築ガイドを参照してください。


基本構文
環境が整いましたら試しに「HelloWorld.py」というファイルを作成して以下のを記載して見てください
print('Hello world!')
以下の様に作成したファイルを引数に渡して実行して見ましょう!
以下の例のような結果になりましたか?
$ python3 HelloWorld.py Hello world!
ちなみにPythonのバージョンは以下の様に確認します。
$ python3 -V Python 3.7.1
以上で学習する準備が整いました。
Python 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイルを学ぶオンライン講座
変数とデータ型
変数とは、プログラムで計算した結果を入れておく箱の様なものを言います。
また、変数(箱)には中に入れる値によって様々なデータ型が存在します。
これは、Pythonに限らずプログラム全体で共通して言えることなので覚えておきましょう。
整数型(int)
これは数値の整数を扱うデータ型です。
int = 1 print(type(int))
実行結果
<class 'int'>
浮動小数点型(float)
これは数値の小数を扱うデータ型です。
float = 1.11 print(type(float))
実行結果
<class 'float'>
文字列型(str)
これは、文字列を扱う型となります。
str = "Hell!" print(type(str))
実行結果
<class 'str'>
ちなみに文字列の中に改行コードや、文字列を囲むシングルまたは、ダブルクォーテーションを使用したいときは¥マークまたは\(バックスラッシュ)で使用して次に書く文字列は特殊な文字だとしめすことで文字列中に使用できる様になります。
例えば以下は、「I’m wow」と出力したときは、文字列を囲むシングルクォーテーションではないことを示します。
print('I\'m wow')
実行結果
I'm wow
ここでバックスラッシュを使わない場合は、
print('I'm wow')
以下の様にエラーメッセージが出ますので注意が必要です。
$ python3 HelloWorld.py File "HelloWorld.py", line 1 print('I'm wow') ^ SyntaxError: invalid syntax
また文字列を途中で改行する場合は、「\n」を使用することで改行出来ます。
print('wow\creators')
実行結果
wow creators
演算子
算術演算子
「+」や「-」の記号を使うと、数値の計算をすることが出来ます。このような記号を算術演算子と言います。
#足し算 a = 1 + 1 #引き算 b = 3 - 1 #掛け算 c = 3 * 5 #割り算(結果は浮動小数点型になります) d = 5 / 2 #整数の割り算(結果は浮動小数点型になります) e = 5 // 2 #剰余算(整数の割り算の余り) f = 5 % 2 #累乗 g = 2 ** 3 #結果 print(a) print(b) print(c) print(d) print(e) print(f) print(g)
実行結果
2 2 15 2.5 2 1 8
ちなみに
文字列も演算子を使うことが出来ます。
a = "wow" b = "creators" print(a + b)
実行結果
wowcreators
比較演算子
if文などの条件式で使用され、a > b
など不等号を使用して変数aと変数bを比較して評価するため演算子が比較演算子と言います。
演算子 | 説明 |
---|---|
== | 等しい |
!= | 等しくない |
> | より大きい |
= | 以上 |
< | より小さい |
<= | 以下 |
is | 同一オブジェクト |
is not | 異なるオブジェクト |
in(a in b) | aがbに含まれる |
not in(a not in b) | aがbに含まれない |
論理演算子
論理演算子は、条件式を組み合わせる場合などに使用します。
演算子 | 説明 |
---|---|
and(条件式a and 条件式b) | aとbが共に真の場合に真 |
or(条件式a or 条件式b) | aかbの少なくとも1つが真の場合に真 |
not(not 条件式a) |
以上、もっと詳しく知りたいかた以下の様なサービスを利用するのも一つの手です。
機械学習の基礎が学べる「Pythonコース」

以上、Kuboでした。