前回は、Python基本構文として変数とデータ型、演算子を紹介しました。
今回はPythonの前回に引き続き基本構文について学んで行きましょう。
前回
基本構文
if文(条件による分岐)
プログラムでは、特定の条件に一致したときだけある処理を行ったり、条件に一致するまで処理を繰り返したりします。この条件を判定する構文をif文と言います。if文の書き方は以下です。
if 条件式: 処理
a=10 b=40 if a > b: print('aはbより') print('大きい') print('インデントがif文と同じなのでif文の範囲外') if b > a: print('aはbより') print('小さい')
if文の下のprint()には行頭から4つのスペースが入っています。これがインデントです。
インデントの位置が同じ行が連続している区間は同じブロックとみなされます。if文に一致したときに実施したい処理はすべて同じインデントで記載します。
実行結果
インデントがif文と同じなのでif文の範囲外
aはbより
小さい
LOOP文(繰り返しの処理)
繰り返し(ループ処理)にはwhile文かfor文を使います。また、それぞれのループ文では「break」で繰り返しの中断、「continue」で繰り返しのスキップができます。
while文
まずはwhile文です。
この命令は条件が真(True)である間処理を繰り返します。基本的な使い方は次の通りです。
a = 1 while a < 3: print(a) a += 1
実行結果
1 2
変数aがa += 1で1回ループする毎にカウントアップされ変数aが3になった時にwhile文が終了していることがわかると思います。
continue
続いてcontinueの使い方です。
a = 1 while a < 10: if a == 3: a += 3 continue print(a) a += 1
実行結果
1 2 6 7 8 9
a += 1を行なっている文が実行されずに6であることがわかると思います。
これはcontinueが実行されたタイミングで後続の処理をスキップして次のループ処理に移ったためです。
break
続いてbreakの使い方です。先ほどのコードをbreakに変えて実行してみます。
a = 1 while a < 10: if a == 3: a += 3 break print(a) a += 1
実行結果
1 2
実行結果をみてわかると思いますが、今回は、breakを実行したタイミングでループが終了しています。
この様にループの途中で処理をスキップして次のループを行い時は、continueそこでループを止めたい時は、breakを使います。
for文
続いてfor文です。
for文は順序があるオブジェクトから順に値を取り出して処理を繰り返します。「range」関数を使った任意の回数の繰り返し処理や、リストの要素数分の繰り返し処理などでよく使用されます。
for i in range(2): print(i) for v in['a','b','c']: print(v)
実行結果
0 a b c 1 a b c
while文と同じく、条件が偽(False)になったタイミングで行う処理を記述することもできます。
以上本日はここまでとします。
如何だったでしょうか?
今回までで基本構文は終了として次回からは実際にプログラムを書いてそちらを解説したいと思います。
以上、Kuboでした。
追伸
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